ほしを買ったネコ

時は56億7千万年後。宇宙最後の混乱期に、ごたごたに紛れて一匹のネコがとある惑星を買い取った。ネコは宇宙で最も秩序あった時代へやってきて、その惑星を一生の住処とすることにした。
だが問題が起きた。時代は今から1万2千年前。ネコが買い取ったのは、銀河の中枢、世界の基礎、宇宙播種の最初の星、帝國と連邦の本星であった。そこはまだ地球とも呼ばれていない世界で、何もかもが始まったばかりだった。ネコはたぐいまれな交渉を重ね、自分たちの存在を歴史の中に捩じ込めた。

物語がどういう結末を迎えるかは、現代のネコたちを見ればいいだろう。彼らは平穏無事な住環境を手に入れ、今も、これからも気ままに暮らしている。

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